新しい MAXQDA へのアップグレード

インストール方法と既存プロジェクトの扱い

2025年11月、新しい MAXQDA がリリースされました。
今回から、従来のように「2018」「2022」「24」というバージョン番号で区切るのではなく、必要な機能が順次アップデートで提供される形へと移行していきます。これにより、今後は最新機能をよりスムーズに利用できるようになります。

なお、今回のアップグレードに限っては(内部的には MAXQDA 24 から 26 への移行)、ソフトウェア内での更新ではなく、インストーラーをダウンロードして再インストールする必要があります。以下では、これらを含め、インストール方法と既存プロジェクトの扱いについて簡単に整理します。
*本記事はMAXQDA Blog – Quick and Safe Upgrade to the New MAXQDA (2025.11.26)を参考にしています。詳細は元記事でご確認ください

  • 有料で最新版へアップグレードできる対象は MAXQDA 2022 のみとなりました。MAXQDA 2022をお使いの方でアップグレードをご検討中の方は見積依頼にてお問合せください

MAXQDA 24から新しいMAXQDAへのアップグレード

この MAXQDA アップデートは 完全なダウンロードと再インストール が必要です。従来の更新のように、ソフト内から直接アップデートすることはできません。

最新バージョンに切り替えるには、ソフトウェアを新たにインストールする時と同じように、アップデートをダウンロードしてインストールしてください。新しい MAXQDAライセンスを自動的に認識し、「MAXQDA 24」で直近に作業したプロジェクトをスタートダイアログで表示します。

このアップグレードは、 MAXQDA 24 のライセンスを所有している全てのユーザーに無料 で提供されます(3年および5年サブスクリプションを含む)。

インストール方法

お使いの OS(macOS または Windows)用のインストールファイルをダウンロードしてください。
インストーラーは公式ダウンロードページから入手できます。詳しいインストール手順はMAXQDA Manual「Install MAXQDA」を参照してください。

プロジェクトファイルは自動的に変換されます

  • MAXQDA のプロジェクトファイルは .mqda という拡張子を使用します。
  • MAXQDA 24(.mx24)またはそれ以前(.mx12 まで)のバージョンで作成されたプロジェクトを開くと、MAXQDA はそのプロジェクトを自動的に .mqda 形式に変換 します。
  • この変換プロセスでは元のファイルは変更されず、同じフォルダー内に新しい形式のプロジェクトが作成されます。つまり、必要であれば元の形式のバックアップを保持できます。

プロジェクトを正常に変換すると、「最近開いたプロジェクト」リストに表示されていた古いエントリが消え、新しい .mqda バージョンに置き換わります。 これにより、常に現在のプロジェクトバージョンへアクセスできます。

新しい MAXQDA の起動方法

アップグレード後、MAXQDA 26.0 以降を初めて起動すると、以前の設定やライセンス情報が 自動的に引き継がれます。
再設定やライセンスの再アクティベーションは必要ありません。
また、MAXQDA 24 と MAXQDA 26 を 同じマシン上で並行利用できます。ただし、アップグレードが完了したら MAXQDA 24 を削除することをお勧めします。プロジェクトデータが削除されることはありません。

自動的に引き継がれる内容

以下の内容がアップグレード時に自動で移行されます:

  • プログラム設定:一般的な設定や表示オプション
  • ウィンドウ設定:カスタマイズしたウィンドウレイアウトとサイズ
  • ライセンス情報:全てのライセンスタイプが認識されます
  • プロジェクト履歴:最近使ったプロジェクト一覧

※ 詳細なアップグレード情報はMAXQDA Manual「Upgrade from Older MAXQDA Versions」を参照してください。

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