ありそうでなかったQDAソフトの話
〜 コーディング後に
  何をすべきかわからなくなってしまう人へ ~

質的データ分析(qualitative data analysis: QDA)を支援するソフトウェアはCAQDAS(computer-assisted qualitative data analysis software)でコーディングを終えた後に何をすべきなのか – QDAソフトをどのように研究で活用するかを考えるセミナー第二弾。収録版をレンタル視聴いただけます。

質的研究方法論の文献でQDAソフトが紹介される際には、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)の研究事例を用いて説明される場合が多いようです。しかし、少し冷静になってみると、GTAを通じて概念のカテゴリー化を行うことだけが、QDAソフトを用いた研究の共通のゴールであるとは限りません。例えば、実証的研究を志向する場合のゴールはコーディングを超えた先にあります。ここには需要と供給のちょっとしたミスマッチがあると言え、実際、QDAソフトに関心を持つ方が「コーディングの後で何をすべきか問題」に直面する例は珍しくないと聞きます。

本セミナーでは、こうした「コーディング後迷子症候群」に焦点を当て、特定の研究分野に限定されずに利用できるような道標を立ててみようと思います。その際、政治学や経営学を始めとする社会科学諸分野で関心が高まっている、質的比較分析(QCA)の考え方の基礎についても紹介します。

※ 「ありそうでなかったQDAソフトの話」第一弾となる「機能比較表と先入観にとらわれずに使うコツ」収録版もレンタル視聴いただけます。詳細を見る
※ 第一弾の「機能比較表と先入観にとらわれずに使うコツ」と、本収録版「コーディング後に何をすべきかわからなくなってしまう人へ」はそれぞれ独立した内容です。いずれか一方のみの視聴でも、どちらを先に視聴いただいても良いように構成されています。

  • 講師: 林 侑輝
    和歌山大学経済学部講師。博士(経営学)。1990年兵庫県生まれ。2019年3月に大阪市立大学経営学研究科後期博士課程を修了し、同年4月より現職。前期博士課程の頃、社内ベンチャーの事例研究のためにCAQDASを少しずつ使い始める。最近は質的比較分析(QCA)を導入した研究も行っており、近著として「逆境期における長寿企業の生存戦略:倒産企業との比較分析に基づく類型化」(日本経営学会誌)がある。
    ※ 開催当時の情報です。現在のプロフィールはresearchmapをご覧ください。
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※ 2022年2月20日に開催したオンライン・セミナーを録画したものです(実際のセミナーから質疑応答を含め、内容を一部割愛しています)
※ レンタル視聴には、画面で共有しているスライドのPDFファイルは含まれません
※ 会社名、商品名等は、一般に各社の商標、または登録商標です

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視聴できる動画

タイトル視聴時間内容
セミナー収録版
ありそうでなかったQDAソフトの話
~コーディング後に何をすべきかわからなくなってしまう人へ~
1:23:54研究体験から質的データ分析を支援するソフトウェアの活用を考えるセミナーの収録版。
「コーディング後迷子症候群」に焦点を当て、特定の研究分野に限定されずに利用できるような道標を立てることを目指す。
(2022年2月20日に開催したオンライン・セミナーの録画から、質疑応答を含め一部を割愛しました)

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