プロジェクトアイテム同士を自在に紐づけ – 参照リンク

アイディアや仮説、補足情報を記録 その3

NVivoは分析対象となるファイル(テキスト、PDF、アンケート、音声・動画等)とともに、自身のアイディアや疑問を書き留めたり、作業内容や考察の下書きをしたりするための機能を提供しています。

これらの機能を紹介する3回シリーズ最後となる今回は[参照リンク]です。

[メモリンク]では、メモ全体とプロジェクトアイテムをリンクしました。[参照リンク]はアイテム内の部分と部分(あるいは全体)を紐づけることができます。

ここではよくある使い方として、メモに自身の覚書や考えをまとめながらその根拠となった元データの一部分へリンクする方法を紹介します。

従業員へのインタビューをコーディングしていく中で、人事制度について担当部署に確認したい点をメモに書き留めています。確認事項と、その元となったインタビューの関連個所を[参照リンク]で紐づけていきます。

まずは「人事に確認したいこと」というメモを作成しました。
ここにインタビュー内容で疑問に思った点などを記録していきます。その上でこのメモ内のテキストの一部と、インタビューの一部分をリンクさせていきます。
(メモ作成参考:メモリンク – ファイル、ノード、ケースと補足情報を紐づけ

作業しやすいようにメモ「人事に確認したいこと」をドック解除し、インタビューと並べて表示しています。

メモには疑問に思った点が箇条書きされています。それぞれの点を疑問に感じた元となる発言部分を参照リンクとして紐づけていきます。操作手順としてはリンク先のインタビュー(回答者002)の該当部分をコピーし、リンク元のメモに[参照リンクとして貼り付け]します。

まずは部署の残業時間に関して話している部分を選択し、右クリック→[コピー]。

メモ「人事に確認したいこと」内でリンク元としたいテキストを選択し、右クリック→[参照リンクとしてペースト]。

リンク元であるメモの下部に参照リンクが表示されました。

下に表示されている参照リンクのリストは、リボン[メモツール]で表示/非表示を切り替えられます。

テキストだけでなく、動画や画像などともリンクできます。

これでメモの中に書かれた項目と、それに関連する他アイテムの部分とが[参照リンク]で紐づけられました。このメモからリンク先の該当部分を直接開くことができます。

[参照リンク]が貼られ、ハイライトされている箇所で右クリック→[リンク]→[参照リンク]→[リンク先アイテムを開く]。

または、下部の参照リンク一覧の行をダブルクリックすると参照先のアイテムが表示されます。

ナビゲーションの[\\メモ¥参照リンク]から、プロジェクト内の参照リンクの一覧を確認することができます。

また、印刷時に[参照リンク]に☑をしておくと、リンク先の該当箇所を合わせて印刷することができます。

リンク元に参照番号がふられ、それぞれのリンク先コンテンツが表示されます。
(上の例は、リボン[共有]→[印刷]→Microsoft Print to PDFでPDFに出力しました。一部文字が重なってしまっています。このようになってしまう場合は、[共有]→[エクスポート]でいったんWordファイルに変換してから編集、印刷すると良いでしょう)

参照リンクはさまざまなアイテムや部分を柔軟に繋げられますので、見落としを防いだり、後で検証する際の労力を省いたりすることができます。

リンク元(ここではメモ)に画像を使ったり、動画の一部分やアイテム全体をリンク先にしたり、色々と試してみてください。


参考MAXQDA 2020 新機能ハイライト
[メモ]機能を大幅に拡張 – メモリンク

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