質的研究のリアル――ナラティヴの境界を探る

質的研究のリアル――ナラティヴの境界を探る
N:ナラティヴとケア 第13号

木下康仁 編
単行本ソフトカバー 112ページ
出版社: 遠見書房
言語: 日本語
978-4-86616-139-6
発売日:2022/2/14

書籍内容

質的研究とナラティヴの関係は? 
M-GTAの創始者 木下康仁氏によるスペシャルな1冊。質的研究とナラティヴに取り組む研究者、実践者たちが集結。野口裕二氏との対談、質的研究の実践論文など多彩な論文を掲載。

N: ナラティブとケア
「ナラティヴ」という言葉をキーワードに広がる臨床実践(ケア)と実践研究の世界を切り取る。医療、看護、福祉、心理、社会学、人類学など多くの実践家、研究者を架橋するテーマである「ナラティヴ」と「ケア」を、見つめ、考えていく雑誌。年1回発行。詳細(出版社のサイトへ移動)

目次

特集にあたって  (聖路加国際大学/立教大学名誉教授)木下康仁

§1 質的研究とナラティヴ

  • 対談 質的研究とナラティヴ
    (東京学芸大学名誉教授)野口裕二×木下康仁
  • M-GTAとナラティヴ
    (聖路加国際大学/立教大学名誉教授)木下康仁
  • Glaser版グラウンデッド・セオリー法とナラティヴ
    (東洋大学社会学部社会福祉学科)志村健一
  • ライフストーリー研究のリアル――それはどんな現実を捉えるのか
    (立教大学社会学部社会学科)小倉康嗣
  • ナラティヴは研究にどう寄与するか──ナラティヴ分析を中心に
    (新潟大学大学院保健学研究科)宮坂道夫
  • 言語と記憶と感情と──進化社会学の視点を入れて
    (京都橘大学健康科学部作業療法学科)佐川佳南枝

§2 質的研究をめぐる

  • 「伝達する身体」とライフストーリー研究法──調査者としての私に焦点をあてて
    (立教大学平和・コミュニティ研究機構)稲毛和子
  • 観察とインタビューの相補性とズレ──救急外来での看護師によるタッチ
    (聖路加国際大学大学院看護学研究科)菊地彩花
  • ナラティヴの境界を探る──日本での出産を経験したムスリム外国人女性たちの語りから
    (川崎市立看護短期大学看護学科)五味麻美
  • 喉頭摘出者の生活のプロセス──術前と退院3カ月後
    (奈良県立医科大学医学部看護学科)小竹久実子
  • ろう妊産婦の妊娠出産と音のないナラティブの世界──ろう妊産婦の出産に向けた準備の体験
    (聖路加国際大学大学院看護学研究科)飯島聖香・片岡弥恵子

このサイトをフォロー

質的データ分析研究会の最新情報を受け取る

月1~2回、本サイトの更新情報、質的研究や混合研究法、ツールの使い方、イベント情報などEmailで受け取ることができます。