はじめてでも迷わない! 看護のためのケーススタディ

はじめてでも迷わない!
看護のためのケーススタディ

編集:古橋 洋子
執筆:古橋 洋子/松島 正起/秋庭 由佳/今野 葉月/舘山 光子
単行本: 128ページ
出版社: 医学書院
言語: 日本語
ISBN:978-4-260-03820-1
発売日: 2019/2/12

書籍内容

ケーススタディ(事例研究)を始める前に、この1冊!
本書は、はじめてケーススタディに取り組む看護学生・新人看護師のみなさんに向けて、手順や実施時の注意点、コツをまとめた1冊です。テーマの見つけ方から、データ収集・整理の方法、レポート(論文)のまとめ方まで、その流れを追って学んでいくことができます。さらに、随所でケーススタディの「書き方の実例」や、進め方のコツである「アドバイス」を提示。ケーススタディについての理解が一層深まります。

『臨地実習で記録した内容や,臨床で気になったこと・悩んだことを研究的にまとめていくにはどうすればよいか,その第一歩ともいえる内容をこの1冊にまとめました。本書を読むことで,少しでもケーススタディに対するハードルが低くなったならば,大変うれしく思います。本書が,ケーススタディにはじめて取り組む看護学生,また,卒後はじめて研究に取り組む看護師のみなさんの一助となることを,心より願っています。』(序 INTRODUCTION より)

目次

I ケーススタディについて知ろう
1 ケーススタディとは何か
1.ケーススタディってどんなもの?
2.さまざまなタイプの「研究」
3.ケーススタディを行う意義
2 ケーススタディをはじめる前に
1.テーマの種は臨床にあり
2.患者の個別性に着目したケーススタディ
3.取り組む領域を選べる場合,選べない場合
4.それぞれの領域で見つけやすいテーマ

II ケーススタディの進め方
1 テーマを見つける
1.事例の整理からテーマを見つける
2.実習中の会話・かかわりを振り返る
3.自分が行った援助と患者の反応を振り返る
4.受け持ち事例と先行研究とを比較分析する
5.ブレイン・ストーミングを用いたテーマの探し方
2 テーマの絞り込み
1.テーマの選び方
2.関連する文献を探してみる
3.仮説を立てる
3 計画書を作ってみよう
1.計画書には何を書くか
2.計画書の構成
3.忘れてはならないのが倫理的配慮
4 ケーススタディの進め方
1.臨地実習前の準備
2.実習記録をながめてみよう
3.書き出した内容を整理する
4.援助の内容や患者の変化に着目する
5.結果をまとめる
6.考察してみよう
5 ケーススタディのまとめ方と発表
1.ケーススタディの一般的な構成
2.書き方の注意点
3.研究発表会や学会に出してみよう

III ケーススタディの実際
1 フローシートによる実践例
1.フローシート(経過一覧表)とは
2.フローシートを活用しやすい研究テーマ
3.フローシートによるケーススタディのまとめ方・整理の仕方の実際
2 プロセスレコードによる実践例
1.プロセスレコードとは
2.プロセスレコードによるケーススタディのまとめ方
3.まとめ方・整理の仕方の実際
3 患者指導方法による実践例
1.患者指導方法とは
2.患者指導方法の振り返り方
3.患者指導方法によるケーススタディのまとめ方
4.まとめ方・整理の仕方の実際
4 文献研究による実践例
1.文献研究とは
2.文献研究によるケーススタディのまとめ方
3.まとめ方・整理の仕方の実際

索引

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