在宅高齢者へのソーシャルワーク実践

混合研究法による地域包括支援センターの実践の分析 

在宅高齢者へのソーシャルワーク実践
混合研究法による地域包括支援センターの実践の分析 

著者:高瀬 幸子

A5判上製292頁
出版社: 明石書店
言語: 日本語
ISBN 978-4-7503-3908-5
発売日: 2013/11/30

書籍内容

地域包括支援センターにおける高齢者の個別援助において、高齢者が抱える様々な問題にソーシャルワークがどのように機能しているかを、エコロジカル視点に基づき、量的研究と質的研究を取りいれたミックス法によって実証的に明らかにする。

目次

序章 研究の目的と構成
 第1節 本研究の目的
 第2節 本研究の構成

第1章 高齢者を対象としたソーシャルワーク
 第1節 高齢者ソーシャルワークの先行研究
  1.1950~1960年代
  2.1970~1980年代
  3.1990年代以降
  4.まとめ
 第2節 わが国の高齢者ソーシャルワークの先行研究
 第3節 まとめ

第2章 エコロジカル視点
 第1節 エコロジカル視点の先行研究
  1.1980年頃まで──導入期
  2.1980年代──確立期
  3.1990年代以降──発展期
  4.わが国におけるエコロジカル視点
  5.まとめ
 第2節 ストレッサーとコーピング
  1.ストレッサー
  2.コーピング
  3.ソーシャルワークにおけるストレッサーとコーピング
  4.まとめ

第3章 研究デザイン──混合研究法
 第1節 混合研究法
  1.混合研究法の系譜
  2.マルチメソッド、トライアンギュレーションとの違い
  3.混合研究法の類型
 第2節 量的研究
 第3節 質的研究
  1.質的研究の方法
  2.事例分析の類型
 第4節 倫理的配慮
 第5節 まとめ

第4章 高齢者のコーピングに関する量的研究
 第1節 調査の目的
 第2節 方法と対象
  1.調査の方法と対象
  2.コーピング変数の測定方法
  3.分析の方法
 第3節 統計分析の結果
  1.因子分析の結果
  2.クラスター分析の結果
  3.判別分析の結果
 第4節 考察

第5章 地域包括支援センターにおける援助事例の質的研究
 第1節 事例分析の目的
 第2節 事例分析の対象
  1.協力を得た機関とソーシャルワーカー
  2.対象とした事例の概要
 第3節 事例分析の理論的枠組み
  1.ライフ・ストレッサー
  2.コーピング
  3.ソーシャルワークの機能
 第4節 事例分析の方法
  1.データ源とデータ収集の方法
  2.データ分析の方法
 第5節 結果と考察1:ストレッサーの分析
  1.人生移行・ライフイベントストレッサー
  2.環境ストレッサー
  3.社会関係ストレッサー
  4.まとめ
 第6節 結果と考察2:交互作用とソーシャルワーク機能の分析
  1.積極的問題解決タイプ
  2.気分転換タイプ
  3.視点転換タイプ
  4.高コーピングタイプ
  5.低コーピングタイプ
  6.まとめ

第6章 総括
 第1節 理論的考察
  1.ライフ・ストレッサー
  2.コーピング
  3.ライフ・ストレッサーとコーピングの交互作用
  4.ソーシャルワーク機能
 第2節 実践的考察
 第3節 方法論的考察
 第4節 研究の限界と今後の課題

 引用文献

 あとがき

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