医療におけるナラティブとエビデンス 改訂版

対立から調和へ

医療におけるナラティブとエビデンス 改訂版

著者:斎藤 清二
単行本(ソフトカバー): 200ページ
出版社: 遠見書房; 改訂版 (2016/6/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4866160101
ISBN-13: 978-4866160108
発売日: 2016/6/15
梱包サイズ: 19 x 12.8 x 2.2 cm

書籍内容

ナラティヴ・ベイスト・メディスンとエビデンス・ベイスト・メディスンは、臨床においての「両輪」とも言われますが、実際にどう両立させるべきなのでしょうか。本書は、この2つの詳しい解説をしつつ、両者を統合した次世代の臨床能力を具体的に提案するものです。

目の前の患者の語りを聞くナラティブ・スキルと、医学本来の実践知であるエビデンス・スキルの双方が矛盾することなく存分に発揮されることが、医療者の最良の姿。この2つのスキルに焦点をあて、科学万能論でも精神論でもない新しい医療の姿を示したこの本は、対人援助サービスや臨床にかかわる、すべての治療者・支援者の座右の書になる1冊です。

目次

第1部 エビデンス
第1章 EBMはどのように誤解されてきたか
第2章 EBMをめぐる物語
第3章 EBM的思考様式と批判的吟味──EBMのステップ(1)~(3)
第4章 臨床判断の共同構成──EBMのステップ(4)~(5)

第2部 ナラティブ
第5章 NBMとは何か
第6章 物語面接法──NBMの技法(1)
第7章 質問技法を中心に──NBMの技法(2)
第8章 物語のすり合わせ──NBMの技法(3)
第9章 物語能力とその教育法――ナラティブ・メディスンを中心に

第3部 ナラティブとエビデンス──対立から調和へ
第10章 EBMとNBMの統合的理解──実践と研究
第11章 臨床心理学におけるEBP概念の変遷――対人援助領域におけるエビデンスとナラティブの展開(1)
第12章 脳卒中への理学療法を例にとって──対人援助領域におけるエビデンスとナラティブの展開(2)

このサイトをフォロー

質的データ分析研究会の最新情報を受け取る

月1~2回、本サイトの更新情報、質的研究や混合研究法、ツールの使い方、イベント情報などEmailで受け取ることができます。